100年ライフの働き方

オンラインサロン「人物を育てる學校」のコンテンツの一つとして

作り出したキャリア講座。

『100年ライフの働き方』ということで、

何をどう組み立てて伝えたら、わかりやすいかな?と。

そこで久々に引っ張り出してきたP・Fドラッカーの『明日を支配するもの』

今から20年以上も前にこの発想があるって…驚く。

第6章の「自らをマネジメントする」の中から。

企業をはじめ組織の平均寿命は30年そこそこ。

日本の先進国の平均寿命は80年以上。

労働寿命は50年に及ぶ。

とくに知識労働者は、雇われている組織よりも、

結果として長生きする。

結果、ほとんどが自らをマネジメントしなければならなくなる。

自らを最も貢献できるところに位置づけ、常に成長していかなければならない。

自らが行うこと、その行い方、行うときを、

いつ、いかに変えるかを知らなければならない。

ナポレオン、レオナルド・ダ・ヴィンチ、モーツァルトのような偉人は、

自らをマネジメントした。

だからこそ、大きなことができた。

もちろん、彼らは例外で、その成し遂げたことも凡人の域をはるかに越えていた。

ところがこれからは、とくに秀でた才能もない普通の人たちが

自らをマネジメントしなければならない。

したがって、これまでは存在しなかった問題を考えなければならなくなる。

①自分は何か。強みは何か。

②自分は所をえているか。

③果たすべき貢献は何か。

④他との関係において責任は何か。

⑤第二の人生は何か。

知識労働者の生産性向上のために最初に行うことは、

行うべき仕事の内容を明らかにし、その仕事に集中し、

その他のことは全て、あるいは少なくとも可能な限りなくしてしまうこと。

私がしているのは「教える」に繋がることだけ。

あとは周りの方々に全面的に頼っています。

「強み」だけ最大限に発揮できるこの社会の流れ、

そして環境に感謝。