「イマドキの若者は」と一括りにする理由

研修中によく出てくる

「イマドキの若者は…」という言葉。

 

「自分で考えて行動しない」

「上を目指さない」

「仕事よりプライベートを大事にする」

等々一括り。

 

そしてそこから始まる「自分たちの若い頃は…」という昔話。

 

なぜ一括りにしてしまうのか?

 

社会心理学の外集団同質性バイアスより。

人は自分の「外」にいる集団を均質なものとみなす。

そして「仲間」ではない他人のことを大雑把にしか見ようとしない。

 

「イマドキの若者」が大雑把に括られがちなのは、

先輩上司にとって

若者はすでに自分とは関係のない「他者」のグループであり

仕事人生の「後輩」という下位のカテゴリーに属する集団だから。

 

上司にとって部下はたくさんいるけれど。

部下にとって上司は一人。

自身の与える影響の大きさを今一度胸に。

 

すべての人に長所も短所も存在する。

長所は最大限に生かし

短所は<他人の出番>とする環境づくりを。

 

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