メンター制度に感じる違和感の正体

今日は1日メンター研修。

メンター制度とは、育成対象者(メンティ)に対して、

先輩社員(メンター)との定期的な面談(メンタリング)を行うことを

制度化したもの。

 

この制度に対する違和感は何か?

 

本来、自然に発生するであろう先輩後輩の関係を<制度的に>作りあげる。。

「育成」の舞台は現場で先輩が…ではないのだろうか?

 

何かの「お膳立て」がないと会話すらできない状況に対する違和感。

 

新入社員向けのメンター制度の目的は

「話を聞いてあげて、離職を防止すること」

うまく機能すれば有効だが、

「うまくいくペア」と「うまくいかないペア」に分かれる。

 

なぜか?

 

その理由を「相性」や「メンターのスキル」と言っていては解決しない。

 

そもそも、日常業務で接点のない先輩に

仕事や人間関係の深い悩みを語れるか?

「何でも相談してください!」

と言われたところで、率直に対話ができるのか?

 

信頼関係が構築される前に、普通それは無理だろう。。

 

メンタリングを<自主性>に任せていてうまくいくはずがない。

 

メンタリングその場で使えるツールやシート、対話の設計準備も必要だ。

 

メンターへの負荷も配慮し

くれぐれも離職者が出たときに

「メンターは誰だ?」

と犯人探しにならないよう。

 

「人」に関することに唯一の正解は無い。

 

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