『チ。ー地球の運動についてー』と『推しの子』

まぁ、何とも言えない感情が生まれるこういう漫画、好んで読む

『チ。ー地球の運動についてー』

地動説がテーマだけど、天文学の知識を学ぶ的なものではなく。

「地動説と天動説とどちらが正しいか」ではなく

「どちらが美しいか」と宇宙の真理を語り合う。

「美しい」という言葉を軸にした価値観的討論。

本当好きだわ。こういうの。

心に残った言葉。

「信じて間違ってたらどうするんですか?」

「構わない。不正解は無意味を意味しない。」

「そんな人生怖くはないのですか?」

「怖い。だが、怖くない人生などその本質を欠く。」

「訳もわからん物に熱中して命すら投げる。

そんな状態を”狂気”と言うとは思わないのか?!」

「確かに。でもそんなものを、”愛”とも言えそうです。」

そしてもう1冊。

『推しの子』

こちらは自分からは選ばないタイプの漫画。

子どもたちが「これ、はやってるよ」というので買ってみたが…

(予想外に)面白い!

芸能界のお話ですが、色々深い。

転生系が好きな人にもオススメ(息子が大好き)

「私なんて元々無責任で、どうしようも無い人間だし

人を愛するってよく分からないから、

私は代わりに皆が喜んでくれるようなきれいな嘘を吐いてきた。」

「いつか嘘が本当になる事を願って頑張って、努力して、全力で嘘を吐いてたよ。

私にとって嘘は愛。

私なりのやり方で愛を伝えてたつもりだよ。」

どっちも、根底に愛だな。