フェース・トゥ・フェース

職場の上司が部下を誘って飲みに行くことが明らかに減っている。

誘って一度断られると、その後何となく誘いづらい。

 

何かと部下のことを気にかける「お節介」な上司も減った。

 

多くの職場でフェース・トゥ・フェースで腹を割って話すことさえ

自然にできなくなっている。

 

このような傾向が表れ始めてからまだそれほど時間は経っていない。

本当に大きな影響が出てくるのはこれからだろう。。

 

対話が減った原因の一つとしてメールやSNSの発達がある。

メールは相手の都合に突然割り込むこともないし

LINEに関しては既読も確認できるので利点も多い。

 

もはやメールなくして仕事が成り立たないことがほとんどだろう。

 

しかし、顔を合わせての対話とメールの対話は明らかに質が違う。

メールでは伝えられない大切な情報がある。

 

現実のリアルな対話の中には、

文字では表現しにくい曖昧さを含んだ情報や、

文字にしてしまうと誤解を生むような情報が存在する。

 

そんな情報こそ「知恵」

 

「知恵」の伝承には「相談」が必須。

しかし「わからないことを聞く」という当たり前のことができないケースが非常に多い。

 

そもそも誰に何を聞いたらいいかわからない。

「人に関する情報」が不足しているのだ。

 

日頃親しく付き合っていないから、誰がどの種の情報を持っているかわからない。

もっと困るのは相手の人間性を知らないから

「どんな対応をされるかわからない」という不安もつきまとう。

 

「放っておいても人は育つ」時代では、もはやない。

 

「考える」ことが以前よりはるかに求められる現状の中。

「対話」という機能がストップし、職場が乾いたとき。。

 

有能な人材の退職率がはね上がる。

 

「イマドキ対話なんて…」

と言わず。

 

一度部下と向き合う時間を。

たとえ「面倒くさい」という顔をされたとしても。

 

伝わるまで絶対に諦めない!

 

 

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