考課者研修が必要な理由〜人が人を評価するということ〜

今日はオンラインで考課者研修。

従業員数が少ないときは、阿吽の呼吸でできていたことが

50人を超え、100人へと成長していく過程では、同じようにできなくなってくる。

そこに「仕組み」が必要となってくる。

だから人事評価制度の導入は、一定規模以上の会社には必要だと考えています。

その一環として行う考課者(人事評価をする側のための)研修。

私が組織にいたときに感じていたこと。

考課者が人事考課を行う理由は、それが考課者の「役割」だから。

評価をする側が、される側よりも偉いから評価するわけではない。

なのに評価する側に回ると、

それを「特権」かのような考えを持ったり、振る舞ったりしてしまう。

それは、違うんじゃない?

自分の「役割」として評価を全うすること。

そのために正しい知識やスキルが必要。

「好き嫌い」評価はしてないか?

人事評価は従業員の気持ちを一喜一憂させる諸刃の剣。

うまく活用してほしい。

人が人を評価することには限界がある。

それは人が感情の生き物だから。

好き嫌いはあって当然。

だから考課者は、具体的にどのようなエラーが起こりやすいのか

あらかじめ学び、それを最小化する努力をする。

当たり前のことだ。

人事考課の目的は処遇決定だけでなく、能力開発と人材育成にある。

それができるマネージャーを育てる。

「人を育てる人、を育てる」だな。

従業員を育てるのは、その会社の先輩上司。

外部の研修講師は、あくまで<きっかけ>にすぎない。

「強み」が最大限に発揮でき、「弱み」は他人の出番となる環境づくりを。