視野を広く

松下幸之助氏の『道をひらく』より。

「視野を広く」

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世の中は広い。

その広い世の中を、狭い視野ですすめば行きづまる。

人生は長い。

その長い人生を、狭い視野で歩めば息が切れる。

視野の狭い人は、わが身を処する道を誤るだけでなく

人にも迷惑をかける。

だから、おたがいの繁栄のために

おたがいの視野の角度を、グングン広げなければならない。

十度の視野は十五度に。

十五度の人は二十度に。

もっとも、百八十度までひろげてみても、

それでようやくものごとの半面がわかっただけだから、

ほんとうはグルリと三百六十度を見わたさなければならない。

それが、真の融通無礙、つまり解脱というものではなかろうか。

だが、なかなかにこうはいかない。

百八十度も広がればたいしたもので、

普通はせいぜいが十五度か二十度ぐらいの視野で

日々を歩んでいるのではなかろうか。

だから争いが起こる。

悩みが起こる。

そして繁栄がそこなわれる。

視野を広く。

どんなに広げても広すぎることはない。

おたがいの繁栄と平和と幸福のために、だれもが広い視野を持つように心がけたいものである。

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視野が狭いというのは、自分のことしか見えていないということ。

自分の価値観でしか物事を捉えることができないということ。

これを変えるためのには「共感力」を身につけることが必要。

丸山敏雄先生のおっしゃる「共感力」

人間は一人では決して生きていけない。

「共感力」は最重要の能力である。

人間関係の根本であり道徳の源泉。

だが、この能力は後天的に養われなければ身につくものではない。

身近に想いが伝わらない相手がいるとか

価値観が違いすぎて困っているとか、そんな状況にあるときは。

「共感力」を身につけようと学ぶから。

成長するとき。

あらゆる出逢いが必然。

大好きな「おかざき嬢」の皆さま(o^^o)